不妊のメカニズムは複雑で、原因はさまざま。
しかも、ひとりが二つ以上の原因をもっていることも!
夫婦ともにいくつかの原因をもっている場合もあるので、
原因を徹底的に調べることは大事。
まず原因を系統別に分けてみると、
大きく分けて4つに分ける事ができます。
そのうちの受精障害についてのページです。
受精障害は更に細かく4つに分けることができます。
●排卵がない(排卵障害)●
原因は実に幅が広く、
局所の問題にとどまらず、全身に原因が点在しています。
<考えられる原因>
●下垂体系の病気や機能不全
●自律神経失調症
●拒食症
●高プロラクチン血症
●卵巣のつながりの悪いフィードバック不全
●甲状腺のトラブル
●副腎の病気
●肥満
●栄養障害
●代謝の病気
●貧血
●下半身の血行不全
●卵巣の形成不全
●卵巣の発育・機能不全 など
●卵子を卵管に取り込めない(卵管機能障害)●
卵管という場所は卵子と精子の出会いの場所。
まず排卵後の卵子を取り込む仕事があります。
この器官やその周辺に異常があれば、
まず受精がさまたげられます。
また、子宮内膜症多発の一因として、
下半身の血行不全があるのでは?と
言われているので悪い姿勢やガードルの常用はNG。
<考えられる原因>
●卵巣周囲の癒着
●卵管の閉塞
●卵管周囲の癒着
●精子が受け入れられない(精子受容障害●
精子受容障害というのは、
排卵もあり、卵子の通り道にも障害はないのに
受け入れ態勢が悪くてうまく精子を
子宮や卵管内に受け入れることができないトラブル。
<考えられる原因>
●卵管閉塞(炎症・腫瘍の圧迫 避妊手術後)
●頸管粘液分泌不全
●卵巣ホルモンの分泌不全
●頸管のホルモンに対する感受性低下
●膣部びらんの手術
●頸部筋腫
●頸管ポリープ
●先天性狭窄
●精子粘液間の免疫性不適合
●外陰炎(性交障害)…短期
●膣閉鎖・処女膜閉鎖…まれ など。
●男性側に問題がある(男性生殖機能障害)●
男性不妊の原因も局所的、
全身的にさまざま。
男性不妊というと
「昔おたふくかぜにかかったから無精子症になったかも?」
なんてよく聞きますが、
それは睾丸炎を起こしたときのみの問題で、
実はさして大きな問題ではないので安心を。
精子を作る睾丸への動脈は一本で、
しかも、その動脈は腹腔の後ろを通って、
そけい部の管を通ってやっと睾丸に届いているので、
そけい部や陰嚢のつけ根の圧迫があれば、
血行障害が起き、精子の生産低下にもつながります。
また、睾丸が高温度にさらされることも
精子の生産をさまたげます。
<考えられる原因>
●間脳・下垂体のホルモン分泌異常(まれ)
●甲状腺・副腎の病気
●肝疾患
●高脂血症
●先天異常(クラインフェルター症候群・停留睾丸)
●下半身の血行不全(多い)
●そけいヘルニアの手術
●インポテンツ
●逆行性射精
●代謝阻害剤の服用
●結核
●精索静脈瘤(10%前後)
●精路の炎症(性感染症・結核)
●精路の外傷・手術
●精巣の発育不全
●精巣の炎症(おたふくかぜに伴うもの)
●放射線を浴びる(まれ) など。